ネイリストになるのに必要なことは?基本編
ネイリストになりたい!と思った時に、まず基本として必要なことは何でしょう?
ネイリストをめざす人が増えている中、ネイリストとして続けていくことができる適性を持っているかどうかが大切になります。
ネイリスト技能検定試験の3つの級の合格者は、2014年までに37万人を超えていますが、その全員がネイリストとして活動できているわけではないのです。
そこで、ネイリストになるのに必要な基本を2点挙げてみました。
ネイルが好きなこと!
なんと言ってもいちばん大切なのは、ネイルが大好き!という気持ちでしょう。
ネイリストの仕事はハードですが、この気持ちがガソリンになるはずです。
練習を繰り返して努力を続けないとプロを続けられませんが、ネイルが好きという心があれば、努力も苦痛にならず、続けていくことができるでしょう。
ネイリストの方々に取材をしてみると、ネイルに対する愛情がひしひしと感じられます。
爪のことならいくらでも話せる、マニキュアのにおいにも愛着がある、休日も気づくとネイル作品を作っている、など、マニアックな発言も聞かれるほどです。
ネイリストを志す人は、だれでもネイルへの愛情があるでしょう。
その気持ちを忘れなければ、厳しい検定の勉強もお客さんからの注文も、にこやかに対処していくことができるのです!
社会マナーがあること
もうひとつ、ネイリストに大切なのは、社会的マナーです。
ほかのどの職業でも言えることですが、社会的マナーが欠けていると、仕事は長続きできません。
まして、ネイリストは接客業ですから、お客さんとのコミュニケーションを上手にとるためにも、社会的マナーは必須になりますね。
たとえば、時間を守ったり、挨拶をしたり、ということはもっとも基本的なことですね。
さらに、嘘をつかず、物を大切にし、思いやりをもつ、感謝する、などもお客さんとの関わりの上で欠かせないことでしょう。
その場に合った服装や言葉遣いなども大切です。
最低限このようなことができないと、お客さんに敬遠されて、喜んでもらうこともできなくなってしまいます。
では、このようなマナーはどうしたら身につくでしょうか。
自分のおしゃれや同年代の友人との遊びに夢中では、このようなマナーはなかなか身につかないかもしれません。
積極的に、年上の世代の人とも関わり、話す機会を作っていくと良いでしょう。
それには、接客業のアルバイトをするのも効果的です。
ネイルの勉強と並行して、社会的マナーも身につけていくように普段から心がけておくと良いですね。
ネイリストになるのに必要なことは?才能編
ネイリストになるのに必要なこととして、基本的なこと、つまり、ネイルが好きで社会的マナーを持っていること
のほかに、才能もあったほうが良いものになります。
ただし、この才能は、生まれつきの部分もありますが、努力次第で補える性質のものですから、何が必要かを把握し、
足りない点があれば努力していくようにすれば、いつの間にか身につき、自分の才能となっていきます。
美的センス
ネイリストとしてあると良いもののひとつに美的センスがあります。
ネイリストは、デザインを自分で考えたり、お客さんの要望に応えてアートを描いたり、という自分なりに考えて
描いていく力が必要になります。
その点、ネイルは芸術の側面もあり、独創性や芸術性も求められるわけですね。
絵が得意な方にはピッタリの職業とも言えます。
でも、美的センスは生まれつきだけではなく、努力次第で磨いていけるものです。
普段から美しいもの、かわいいものに目を向け、お客さんが喜びそうなデザインを考えたり、アートの得意なネイリストの
真似をしたり、あるいは、カラーコーディネイトやイラストの勉強をしても良いですね。
さまざまな方法で腕を磨いていけば、いつの間にか思ったようなアートが描けるようになっていくでしょう。
器用さ
爪はとても小さいですから、そこに絵を描いたり、極小のストーンを並べたり、3Dの花を描いたりするには、手先の器用さが必要です。
もともと手先が器用な方にはうってつけの仕事ということになりますが、これは技術的な綿なので、そうでない方も練習を積んで克服できる部分でもあります。
また、不器用だからできないと思っていても、じつは雑に描いていただけ、ということもありますから、慎重に集中して作業する習慣を身につけることが大切になります。
自己管理能力
ネイリストは、ネイルサロンに所属している場合でも、自分で仕事を管理していく部分が多い職業です。ですから、普段の日常生活で自己管理がきちんとできない場合は、ネイリストの仕事をしていく上でもトラブルが起きてしまう可能性があります。自己管理能力として主なものを3つ挙げてみました。
①時間の管理
朝寝坊をして、シャワーや服装チェックが十分にできずに出掛けるようでは、お客さんに好印象を与えることはできないでしょう。
朝が弱いというのは言い訳にしかならないので、スケジュール管理をしっかりして、朝の準備を万端にし、遅刻もしないようにしましょう。
②体調の管理
だれでも体調を崩すことはありますが、あまり頻繁に崩してしまうと、予約をして心待ちにしているお客さんや、仕事を代わってくれる同僚に大きな迷惑をかけてしまうことになります。また、前日の疲れが取れない状態で出勤するのもNGです。
時間の管理と関わりますが、普段から規則正しい生活をして、体調の管理に気を配っておきましょう。
③精神の管理
体調が不調だったり、嫌なことがあったりすると、すぐに顔に出てしまう人もいるかもしれません。でも、
ネイリストは接客業ですから、できるだけいつも同じ精神状態でいられるように努力しましょう。
落ち込んだ顔を見せたり、イライラしていたりすると、お客さんは敏感に感じ取って、たちまち指名されなくなってしまいます。
このような自己管理は、社会人として最低限必要なことでもあります。
もし足りない点があると気づいた場合は、日頃から注意して、改善していくようにしましょう。