ジェルオフのやり方
ジェルオフの頻度は3~4週間に1度くらいが理想です。あまりオフしすぎるとアセトンによって爪が乾燥し、傷む可能性があります。
逆にいつまでもほうっておくと、バランスが崩れ折れやすくなってしまいます。またところどころ浮いて雑菌が繁殖、グリーンネイルの原因にもなりかねません。
正しい頻度で定期的にジェルのオフをして、爪トラブルを防いでくださいね。
画像のネイルはジェルのオンから4週間ほどが経過し、そろそろオフのタイミングです。オフのやり方を注意点を交えながら紹介します。
【ジェルオフの手順・方法】
step,1 消毒をする

コットンにエタノールを付け、爪、爪周りを消毒する。
ポイント
特にサイドウォールの消毒は念入りにしましょう。万が一ファイルで爪周りを傷付けてしまった時に、雑菌の侵入を防ぐことができます。step,2 ジェル表面に傷をつける
爪表面全体に傷をつけてください。ファイルで爪表面に傷をつけることで、アセトンの浸透を良くします。
ポイント
※できるだけ目の粗いファイルを使ったほうがアセトンの浸透が良くなりおすすめです。80~100Gを使いましょう。
step,3 ストーンなどの装飾をニッパーでとる

ラインストーン、スタッズなどがついている場合はアクリルニッパーで除去してください。ファイルでストーン部分を削り続けると、摩擦による熱が発生し危険です。
ポイント
※この時、キューティクルニッパーを使うのはNGです。キューティクルニッパーは刃先が弱いのでニッパーを傷める原因になります。
柔らかいジェルの場合は画像中指のように、表面のサンディングのみで構いません。しかし硬めのジェルの場合は、人差し指のようにカラージェルやラメをできる限り削ったほうがいいでしょう。
ポイント
※硬めのジェルはアセトンに溶けにくいので、できる限り削ってアセトンに浸す時間を短縮しましょう。アセトンに長時間触れるのは爪を傷める原因です。
step,4 長さを短くする

ファイルで爪を短くします。のちほどきちんと長さを整えるので、ジェルをオフしやすいように適度に短くする程度でかまいません。
ポイント
※まだジェルがオンされている状態なので、ファイルは左右往復しても構いませんよ。step,5ネイルオイルをキューティクル周りや爪周りの皮膚に塗る
ネイルオイルをキューティクル周りや爪周りの皮膚に塗ります。
ポイント
※アセトンは爪や皮膚を乾燥させます。そのためオイルは忘れずに塗りましょう。ネイルオイルがない場合は、ベビーオイルなど皮膚を保護できるオイルであれば種類は問いません。
step,6 アセトンを爪に巻く
爪くらいの大きさにカットしたコットンにアセトンを浸し、爪にのせます。

アセトンが揮発しないように、アルミホイルで巻きます。

指先までしっかり巻いてください。そのまま5~10分ほど待ちます。
ポイント
※アセトンは揮発性の液体です。アルミホイルをしっかり巻くことで揮発せずにジェルにしみ込ませることができます。コットンがはみ出ないように巻いてください。
step,7 ふやけたジェルをオフする

アルミホイルを外すと画像のようにジェルがふやけています。そのふやけたジェルを、オレンジウッドスティックやキューティクルプッシャーで除去します。
ポイント
※必ず溶けたジェルだけを除去してください。無理にジェルを剥がそうとすると爪が傷みます。
ジェルが溶けていないようなら、またアセトンを浸したコットンを巻き付けてジェルをふやかしてください。
step,8 細かい目のファイル(180~220G程度)で爪の表面を整える

ジェルがほぼ溶けたら、こまかい目のファイル(180~220G程度)で爪の表面を整えます。この作業は完全にジェルが除去できていたら必要ありません。
ポイント
※ほんの少しだけジェルが爪に残っている場合のみ、行ってください。大幅にジェルが残っている場合はもう1度アセトンを巻いてくださいね。
step,9 爪の長さを整える
エメリーボードで爪の長さを整えてください。
step,10 バッフィングをする
爪にネイルオイル、ない場合はベビーオイルを塗ります。
スポンジバッファーで爪全体をバッフィングしてください。
ポイント
※オイルを塗ってバッフィングすることでオイルが吸収され、ツヤが生まれます。220~280Gのバッファーが爪に負担なくおすすめです。またこの時、エッジも忘れずにバッフィングしてください。バリが自然に取れるだけでなく、エッジに丸みが出てひっかかりにくくなります。
step,11 シャイナーで磨く

爪全体を、ツヤが出るまでシャイナーで磨きます。

step,12 ネイルオイルで仕上げる

最後にネイルオイルをキューティクル周りに塗って保湿し、仕上げます。