JNAネイリスト技能検定2級~知識編
JNAネイリスト技能検定2級は、実技試験と筆記試験に分かれています。ここでは、JNAネイリスト技能
検定2級の概略と、筆記試験の内容についてみていきましょう!
ネイリストとして就職する、サロンを開くためには、最低でも2級が必要になります。
3級取得にむけて、2級の取得が必要になりますので、しっかりチェックしておきましょう!
JNECネイリスト技能検定2級の試験概要
初めに、検定2級の試験内容をおさえておきましょう。
検定には、①実技試験と②筆記試験があります。
①-1 実技試験の事前審査 15分
テーブルセッティング、消毒管理、チップの状態、モデルの爪の確認
①-2 実技試験の前半 35分
ネイルケア
①-3 実技試験の後半 55分
チップ&ラップ、カラーリング、ネイルアート
②筆記試験 35分
衛生と消毒、爪の構造、爪の病気とトラブル、ネイルケアの手順、リペア(補修)の種類とチップ&
ラップの手順、プロフェッショナリズム等実技試験も筆記試験も3級より時間が長く、内容も増えてい
ます。
次に、2級受験に必要な知識について、みていきましょう。
2級の筆記試験の概要
2級の場合、3級と同じ内容に加え、チップ&ラップおよびリペアの技術について問われます。
また、ネイリストは接客業なので、プロフェッショナリズムとして接客についても出題されます。
3級と同じ内容であっても、2級の場合はさらに詳しい知識が必要となります。出題は、穴埋め問題
が増えるので、試験対策としては、より正確な知識を身につけるように勉強しておくことが大切に
なります。
技能に関する出題も多いので、実技の練習においても、用語や手順について正確に覚えるように
心がけておくと良いでしょう。
筆記試験は、3級と同様マークシート方式ですが、出題数は80問に増え、時間も5分長くなります。
筆記試験に合格し、技能試験に不合格だった場合、次の検定のみ筆記試験が免除になります。
2級で新たに加わる試験内容について
2級で新たに加わる試験内容は、リペアとチップ&ラップに関する知識、およびプロフェッショナリ
ズムについてです。
①リペア、チップ&ラップ
ここでは、実技試験で行った技術に関する知識が問われます。
リペアは爪の補修と補強の技術で、ネイリストの仕事のうえでネイルケアとともに重要な分野です。
ネイリストになるためには必要不可欠な技術なので、試験のために勉強するというよりは、
ネイリストになるために、基本的な技術をしっかり習得しておきましょう。
また、チップ&ラップに関しては、技術、実践的手順、材料について問われることが多くなっています。
②プロフェッショナリズム
ネイリストが高いネイル技術を求められるのは当然ですが、ネイリストは接客業でもあります。
接客に必要な、お客さまに対する真心のある接客態度が身についていることもネイリストにとって
大切なことです。
筆記試験では、社会人としての態度、お客さまのための準備やお客さまへの対応など、ネイリストとし
て上質なサービスを行える知識が問われます。
JNAネイリスト技能検定2級①技能編
JNAネイリスト技能検定の2級は、中級レベルの受験者を対象としています。
ネイルサロンでは、検定2級を就職の条件にしているところも多く、2級を持っていると就職に有利に
なります。
ネイリストとして必要な技術と知識が身についている必要がありますので、合格率は40%と3級よりも
厳しくなっています。また、受験には、3級を持っていることが必須です。
3級と同様に、技能試験と筆記試験の2種類がありますが、まずは技能試験についてみていきましょう。
2級の実技試験の概要
2級の実技試験で課題となるのは、3級のネイルケアとカラーリングに加え、チップ&ラップとネイル
アートです。試験は、大きく2つの部分に分かれ、前半はネイルケア、チップ&ラップ、カラーリング、
ネイルアートが後半となっています。加えて、3級と同様に事前審査もあります。
2級は、課題が多くなるだけでなくサロンで通用するかどうかも基準になるので、仕上がりや手際、
各課題をこなす速さやテンポ感も審査の対象となります。
また、ネイルケアの手順と動作が完全にできていること、そのほかのネイルテクニックについても
お客さんに対して滞りなくできることも求められます。
したがって、2級は、単にネイル技術を習得しているかどうかというだけでなく、接客についても念頭において
準備しておくことが大切です。
モデルについて
試験当日は、自分でモデルを用意しておくことが必要です。3級と同様に、試験の1週間前からファイリ
ング、キューティクルケアをしてはいけません。また、当日は、赤ポリッシュをすべての指に塗ってお
きます。
主な試験内容
試験は、事前審査15分、実技試験90分(前半35分、後半55分)です。内容を順にみていきましょう。
①事前審査
テーブルセッティング、消毒の管理は3級と同じですが、さらに、チップ&ラップに使われる用品の準
備ができているかどうかも審査の対象となります。そのほか、モデルの爪の状態も確認されます。
②ネイルケア
モデルの指10本すべてにネイルケアを行います。内容は3級と同じですが、技術的により高い水準が
求められます。
③チップ&ラップ
チップ&ラップでは、ネイルの補強の技術がチェックされます。ネイルチップを爪に付け、シルク、
グラスファイバーなどのラップ材を使用して爪の補強を行います。2級の場合、左手中指にのみ行います。
④カラーリング
チップ&ラップを行わなかった残りの9本の指に、赤ポリッシュでカラーリングを行います。ベースコート、
ポリッシュ、トップコートという手順は3級と同じですが、ネイルケア同様、より高い水準が求められます。
⑤ネイルアート
最後に、チップ&ラップを行った左手中指に、フラットアートを行います。赤ポリッシュに映えるイラストを
筆のみで描きますが、イラストの課題は、検定試験が実施される季節に合ったものが選ばれることが多く
なっています。
1級試験の内容ついてもくわしく書きました!↓